研究内容

生体機能解析学分野は伝統ある薬理学系講座の流れを汲み、中枢神経薬理を主な研究領域とし、中枢神経疾患の病態解明を目指した分子薬理学的研究をすすめています。白川准教授のグループでは神経・グリア・免疫細胞連関に着目した中枢神経系疾患に関する研究を、永安助教のグループではセロトニン神経に着目した精神疾患に関する研究を主に行っています。

外部からの大学院生の受け入れについて

2023年度より、外部からの大学院生(修士課程・博士課程)の受け入れを再開しています。
当研究室の研究内容に興味のある方は、白川准教授(shirakaw @pharm.kyoto-u.ac.jp)か永安助教(nagayasu @pharm.kyoto-u.ac.jp)まで連絡してください。

神経・グリア—末梢連関と難治性中枢神経疾患(白川准教授)

中枢神経系疾患の多くは未だに発症/病態増悪機構に不明な点が多く、 根本的な治療薬の創製につながる情報は非常に乏しいのが現状です。そこで、神経/グリア細胞機能や免疫系・末梢臓器との連関に焦点をあて、各種疾患モデルと遺伝子改変技術を組み合わせ、バイオインフォマティクスも取り入れることで、新規病態メカニズムの解明と創薬標的の提示を目指します。

セロトニン神経の機能(永安助教)

セロトニン神経はよく知られているようで、投射経路と機能の関係はよく分かっていません。 光遺伝学、フォトメトリー法といった神経科学的アプローチだけでなく分子レベルでの解析や、進展著しい情報科学的解析も組み合わせることで、低分子による神経回路創薬を目指します。

白川准教授の業績はresearchmapかGoogle Scholarまたは京都大学教育研究活動データベースを参照してください。

永安助教の論文リストはresearchmapGoogle Scholarを参照してください